多くの場合、狩猟では罠や犬を使って獲物を獲る「待ちの猟」。しかしこの忍び猟は、山に踏み入り、獣を探して鉄砲で撃つ猟です。
獣の動きを分析し、現場で獣の痕跡を辿り、五感を研ぎ澄ませて獲物を追い詰めていく頭脳戦です。
山に入って肉を獲ってくるというシンプルさ、山を知り獣との駆け引きをリアルに体験できるのが醍醐味の猟法です。
忍び猟でまず重要なのは獣の動きを想像する事。何を食べ、どんな所が好きか?縄張りの大きさは?など獣ごとの特徴を調べて、どこにいそうか想像します。
ポイントを決めて、実際に山に入りる際は獣に気づかれないよう、足音を忍ばせて歩くのがポイントです。フィールドサイン(獣の痕跡)を辿りながら、気づかれないように獣に近づき渾身の一発!
自分の読みが当たった時の満足感、目の前に獲物が現れた時の興奮は他の猟では味わえないものです。
❶地形図とにらめっこ。どこに獣がいそうか、どのルートなら歩けそうか考えます。
❷実際に山に入ります。足音をたてないようにゆっくり,ゆっくり進むのがポイント
❸フィールドサイン(獣の痕跡)を手掛かりに獣を追い詰めます。これは、鹿の寝屋(仮眠所)
❹獣を見つけたら、気づかれないように注意しながら仕留めます。